【防災士養成講座】DAY1を終えて

防災士養成講座、四日市大学、会場研修1日目の感想・記録

私は現在、四日市大学で防災士養成講座を受講中です。受講の流れは、自宅学習でのレポート作成と会場研修に分かれます。今回は、会場研修を受講した感想を、当日の流れとともに記録していきたいと思います。
よかったら覗いてみてくださいね。

目次

はじめに

まずは防災士の定義をご紹介しますね!

防災士とは”自助””共助””協働”を原則として、社会の様々な場で防災力を高める活動が期待され、そのための十分な意識と一定の知識・技能を習得したことを日本防災士機構が認証した人です。

出典:日本防災士機構HPより

民間資格ですが、テキストの本気度がすごいです。
令和6年能登半島地震の2月1日時点での情報も掲載されていました。
2月製本、3月全国配布、の流れを考えると本気度が伝わるかと思います。テキストのみの購入は、資格取得者のみだそうです。

自助」とは自分の命は自分で守ることを意味します。
言葉が固いので自分なりにかみ砕くと、「自分を大切にすること」だと思っています。
まず自分が助かることが素晴らしいことで、もし余力があれば誰かを助けることもできる。
それって、とってもいいことですよね。

防災に限らずより良い循環が生まれる考えた方だと思います。

なぜ私が「防災士」の資格を取得しようと思ったのか?について少しだけお話したいと思います。

それは災害に備える前に「相手を知りたい」と思ったから。
日本でこんなに災害が多発するなか、私は災害のことをよく知りません。
それって、知ろうとしてないからなんですよね。

洗濯のやり方って勉強したことないじゃないですか?
今の私は洗濯方法を学んでいる感覚に近いです。

もちろん、防災士じゃなくても災害に備えることはできますし、伝えることもできます。

学ぶことによって広がる選択肢に私は惹かれたのだと思います。

1限目「近年の主な自然災害」

どこか懐かしいコンクリート造りの建物でした

1限目は、四日市大学で防災士養成講座を企画・運営されている鬼頭先生の講座です。
実際にボランティア活動を学生とともに継続的に行われてきた鬼頭先生ならではのお話でした。

現地での貴重なお写真とエピソードなどをお聞きました。
被災地でカメラを向けることは、してはいけないことで、被災地の方から「写真を撮って伝えてください」と言われた写真を見せていただきました。

人が亡くなった話を聞くというのは、慣れるものではありませんね。

涙をこらえながら聞く場面もありました。

鬼頭先生は、現在も週末輪島市へボランティア活動に行かれています。
ボランティア活動の拠点は「必ずお風呂に入れるところ」だそうです。
活動には汚れがつきもので、衛生状態を清潔に保てるところを拠点とするそうです。

2・3限目「地震・津波への備え」「風水害・土砂災害への備え」

講座がはじまる前の様子(ウグイスが鳴いていました)

2限目、3限目は自衛隊三重地方協力本部の山田さんの講座です。
実際に災害派遣に行かれた際のお話が心に残っています。

山田さんは災害派遣に行った際、現地で被害に遭われた方とお話する機会があったそうです。
一軒家に高齢の母親と娘さんお二人で住んでいたところに大雨で土砂災害の恐れがありました。
娘さんは逃げようと母親を説得したが最後まで「だいじょうぶだ」と避難には応じてもらえず、娘さんだけ避難して娘さんだけ助かったそうです。

正常性バイアスのお話もされていましたが、人の考えを変えることの難しさを痛感したお話でした。

正常性バイアスとは?

予期していない目の前の出来事や危険に対して「自分だけは大丈夫」「そんな大災害のはずがない」と、危険ではなく正常だという先入観によって、心の安定を保つ機能のこと。

テキストをなぞりながら、自衛隊の活動写真や動画を見せていただきました。
自衛官募集の職務をされているので、山田さんの声が一番輝いたのは、自衛官募集の案内をされている時でした。
予備自衛官補という、自衛官未経験者が所定訓練を修了後「予備自衛官」となる制度があるそうです。
非常勤の特別国家公務員だそうです。

知ってましたか?私は知りませんでした!

4限目「普通救命講習」

申し込んだ時点では受講予定でした。
人数増加のため四日市市在住・在勤者以外は参加不可能になったと、事前にメール連絡を受けていました。
(定員50名と記載がありましたが、100名の参加者となっていました!学生はそのうち13名!市外の人多数!)

でもよかったです!あのまま午後も講習を受けていたら、私はヘトヘトで次の日は使い物にならなかったと思います(笑)

なにはともあれ、試験当日の8月4日までに普通救命講習修了証を手に入れなくてはなりません!
私は幸運にも、愛西市消防署開催日程とタイミングが合いましたので、セーフです。
当然、日程が合わない方もいらっしゃるかと思います。

講座当日、「地元などの普通救命講習にどうしても日程が合わない方はご相談ください!数名なら午後から参加できるように消防に相談してみます!」(意訳)とアナウンスもあるドタバタな感じでした。

万全の運営体制とはいえないですが、ほぼ鬼頭先生おひとりで運営されています。
ドタバタは嫌だなぁという方は、窓口がちゃんとしているところを選ぶと良いかと思います。

なかなかそこまでわからないと思いますが、得られる知識と天秤にかけて選択されると良いと思います。

おわりに

今回は会場研修の1日目の様子を感想とともに記録してみました。(全日程4日間)
災害の話には必ず生死の話が伴います。
慣れている人は少ないと思うので、私もそれなりに心がズーンとします。
適度な距離感を持って臨む必要があると思います。

ドタバタな感じではじまった、四日市大学での受講。だんだんと楽しめるようになってきました!
次はいったいどんなことが起こるのか?

2日目につづきます!

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