【防災士養成講座】DAY2を終えて

防災士養成講座、四日市大学、会場研修2日目の感想・記録

私は現在、四日市大学で防災士養成講座を受講中です。受講の流れは、自宅学習でのレポート作成と会場研修に分かれます。
今回は、会場研修2日目を受講した感想を、当日の流れとともに記録していきたいと思います。よかったら覗いてみてくださいね。

目次

はじめに

会場研修のお話の前に、私が会場に持って行ってよかったものをご紹介しますね!

  • 携帯クッション
  • ストール
  • ひざかけ
携帯クッションの写真

このクッションがとても暖かく、長時間座っていてもへこたれない耐久性の高いものでした。(初使用!)
5月中旬といえど肌寒く、防災リュックに入れていたアイテムが日常でも役立ってうれしかったです。

隣の男性も私と同じようなクッションを持参されていたので、「わかります~!」と勝手に共感していました。

それでは、会場研修2日目スタートです!

1限目「行政の災害対策と危機管理」

講座がはじまる前の様子(2日目もウグイスが鳴いていました)

1限目は、四日市市市役所・危機管理課の方の講座です。
令和6年能登半島地震の対口支援で輪島市に支援に行かれた方でした。

対口支援(たいこうしえん)とは、総務省が支援すべき市区町村に特定の自治体を割り当てて支援していく手法です。対口とは中国語でペアを意味し、2008年中国・四川大地震で中国政府が用いたものがもととなっています。

津波30㎝で立ってられない、50㎝で流されると話されていました。
数字だけでは判断してはいけませんね。

家族防災手帳(旧バージョン)の写真

受講者全員に四日市市が配布している、「家族防災手帳」をいただきました。(旧バージョン)
とても情報がよくまとめられていて、A5サイズでちょうど良い!
大人版と子供版があるそうで、これまた良いですね。

みさなんは、自分の町のハザードマップや防災にまつわる冊子、どこに置いていますか?

私は書類の中でも一番の特等席に置いています。
理由は見る「めんどくさい」をできるだけ減らしたいからです。
家族全員が保管場所を把握し、いつでも防災について会話ができる環境づくりが大切ですね。

2限目「被害想定・ハザードマップ」

2限目は、四日市市役所・危機管理課・小林さんの講座です。
2007年と2024年の能登半島地震で輪島市に対口支援に行かれた方でした。

2007年(平成19年)能登半島地震、震度6強、死者1名、負傷者336名、住家全壊609棟、住家半壊1,368棟

出典:内閣府防災情報のページhttps://www.bousai.go.jp/kaigirep/houkokusho/hukkousesaku/saigaitaiou/output_html_1/case200701.html#:~:text=%E6%B0%97%E8%B1%A1%E5%BA%81%E3%81%AF%E3%80%81%E3%81%93%E3%81%AE%E5%9C%B0%E9%9C%87%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6,51%E4%BB%B6%E3%81%8C%E7%99%BA%E7%94%9F%E3%81%97%E3%81%9F%E3%80%82

小林さんは、2007年と2024年の地震をどちらも経験された方とお話する機会があったそうです。

小林さん「備蓄していましたか?」→「もう来ないと思ってたからしてないよ」
小林さん「家具など固定していましたか?」→「家の中ぐちゃぐちゃだよ」

もう来ないと思ってしまう気持ちも分かります・・・
17年という時間を地球視点で考えると、違った見方ができるのかもしれません。

小林さんは、知識として地球のサイクルを知っておくことが大切だとお話されていました。

被害想定をみるポイント

  • 前提条件を確認する
  • 正しく恐れる
  • 被害想定がないからといって油断しない

最後に災害に備えるすぐできることとして「玄関をきれいにすること
とお話されていました。防災士の勉強を始めてから、はじめて片付けのお話がでてきました!

感動している暇もなく、3限目も行政の方のお話がつづきます!

3限目「耐震診断と補強」

3限目は四日市市役所・建築指導課・福田さんの講座です。
スライドや動画を見ながら、耐震化や家具の固定の重要性を教えていただきました。

メモしたこと

  • 備えを使うためには丈夫な家を!備えていても使えなければ意味がない!
  • 筋交い1本で壁の強度2倍、2本で4倍
  • 耐震補強がされていない2F建て住宅は1Fが倒壊する
  • 屋根を軽くすることも良い

家具の固定の効果が分かる、防災科研(NIED)の動画は特に心に残っています。
YouTubeにもたくさん動画があがっているので、ご興味ある方は検索してみてくださいね。

オフィスの動画では、固定されていないコピー機は動き回り、棚が倒れる様子に唖然。
普段、慣れ親しんだモノに攻撃されるって、納得いかないですよね。

4限目「災害ボランティア活動」

4限目は四日市市社会福祉協議会の野田さんの講座です。
災害ボランティアセンターのミニ演習があり、自分が支援を受ける側のシミュレーションもできました!
多くの人は頼ったり助けられることに慣れていないため、
地域の自治会長さんから率先して手を挙げてもらう、などとお話されていました。

メモしたこと

  • どこの町にも災害ボランティアセンターを運営する社会福祉協議会等がある
  • ボランティアとはよりよい社会をつくる「創造性・開拓性・先駆性」
  • ボランティアは申請しないと来ない、よって「○○してほしい」と災害ボランティアセンターへ連絡する
  • 災害ボランティアセンターへ伝えると良いこと、水・電気は通っているか、トイレの状況、駐車スペースの有無、何をしてほしいか、など

5限目「災害ボランティアセンター運営訓練」

ついに演習です!(わ~もう余力残ってない・・・!)

実際にQRコードを読み込んで、ボランティアセンターにスマホで申し込むところからスタート!
教室を移動しながら、現地での流れをグループで話し合いながら進んでいきました。
運営者側の地域アドバイザー(地域と災害ボランティアセンターをつなぐ存在)の方たちが、本番さながらの説明をされるので、ボランティア保険の説明の際は、「本当に加入するの?今?」と思うような錯覚に陥りました。

おわりに

今回は会場研修の2日目の様子を記録してみました。(全日程4日間)
公助・共助が自助の上に成り立っていることが、身に染みた2日目でした。

いよいよ次は、HUG(避難所運営ゲーム)!
どんな展開が待っているのか、お楽しみに!
3日目につづきます!

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